記事内に広告が含まれる場合があります
韓国旅行の行き方|初心者向けに手順をゼロから解説【ビザは必要?】
初めての韓国旅行。不安ですよね。
「何から手をつけていけばいいの!?」と思う方も多いはず。
特に海外旅行に慣れない方は、空港での手続きにも戸惑いますよね。
安心してください。
ここでは、韓国旅行初心者でも安心して行けるように、韓国旅行の行き方をゼロから分かりやすく解説します。
事前準備から空港での出国手続き、韓国へ到着してからの入国手続きなど、準備段階から帰国までを順番に見ていきましょう。
韓国旅行の行き方の手順一覧【準備→出国→帰国まで】
韓国旅行の事前準備から渡韓、帰国までの流れは以下のようになります。
- 【事前準備】日本出国前にすること
- 【当日】日本出発当日に空港ですること
- 【出国後】韓国行きの飛行機の中ですること
- 入国カード・関税申告書の記入(機内で)
- SIMカードの入れ替え(必要な方のみ)
- 【韓国到着後】韓国の空港到着後にすること
- 【帰国当日】韓国出発当日に空港ですること
- チェックイン手続き(荷物を預ける)
- 保安検査
- 出国審査
- 搭乗
- 【帰国】日本帰国時の飛行機内ですること
- 携帯品・別送品申告書の記入(必要な方のみ機内で)
- SIMカードの入れ替え(必要な方のみ)
- 【日本到着後】日本の空港到着後にすること
それでは、韓国旅行の手順を1つずつ見ていきましょう。
2023年8月現在、韓国旅行に必要な査証(ビザ)および電子渡航認証(K-ETA)は一時的に取得免除となっています。
また、検疫手続きを短縮するためのQ-CODEの提出も不要となりました。
ビザ、Q-CODEについては、後で詳しく解説します。
【事前準備】日本出国前にすること
まずは、日本出国前の準備としてやっておくべきことから解説します。
やることはこちらの5つ(6つ)です。
特に海外旅行保険やポケットWi-Fiの準備は抜けがちなので、忘れずに準備しておきましょう!
1. パスポートを取得
一番最初に行う準備は、パスポートの取得からです。
パスポートは、申請から受領までに約1週間(土・日・祝日を除く)かかります。
戸籍謄本や住民票の写し、写真も必要になるので、パスポートをお持ちでない方は早めに準備しておきましょう。
またお持ちの方も、有効期限が切れていないか確認しておくと良いでしょう。
2. 航空券・ホテルの予約
続いて、航空券やホテルの予約です。
航空券とホテルの予約には、以下の方法があります。
- 旅行会社の店舗
- 旅行予約サイト
- ホテルや航空会社の公式HP
できるだけ安く予約したい場合は、割引特典などがある旅行予約サイトの利用をおすすめします。
また旅行直前に予約すると、希望の便がとれなかったり、ホテルが満室になってしまう可能性が高くなります。
出発の日にちが決まったら、すぐに調べ始めましょう。
航空券やホテルをお得に予約したい場合は、『韓国旅行におすすめの航空券/ホテル予約サイト』や『韓国で安く泊まる方法』の記事も併せてご覧ください。
3. 海外旅行保険の加入
パスポートや航空券、ホテルの予約が完了したら、次は海外旅行保険に加入しましょう。
たった数日の旅行と言っても、万が一に備えて保険に加入するのをおすすめします。
- 航空券とセットで加入
- 保険会社で加入
- クレジットカードの付帯保険を利用
海外旅行保険は種類がさまざまで、補償内容や費用も幅が広いです。
よく調べてから加入しましょう。
また、クレジットカードの付帯保険を利用する場合は、お持ちのカードが自動付帯なのか、利用付帯なのかをあらかじめ確認しておいてくださいね。
4. SIMカードやポケットWi-Fiの準備
意外と重要なのが、韓国でのデータ通信です。
地図を使ったりお店を調べたり、スマホを使う場面が多いはず!
韓国用のSIMを事前に購入するか、ポケットWi-Fiを借りることで、韓国でもスマホのデータを使用できます。
費用を抑えたい方は、SIMカードの購入。
面倒な手続きを避けたい方は、WiFiBOXのようなポケットWi-Fiをレンタルするのがおすすめです。
高速データを無制限で使用したい方は、韓国の大手通信会社の1つ『KT』のSIMカードがおすすめです。
他にも、入れ替え作業が不要なeSIMもあります。
5. 荷物のパッキング
旅行の日程が近づいてきたら、いよいよ荷物のパッキングです。
荷造りの際に、大事なポイントが1つあります。
それは、貴重品(パスポート・航空券・財布)とその他の荷物を分けておくこと。
空港では、パスポートや航空券、財布を取り出す場面が多いです。
そのたびにスーツケースから取り出すのは面倒ですよね。
貴重品用にカバンを1つ準備しておきましょう。
6. Visit Japan Webの登録(任意)
Visit Japan Webとは、入国手続き(入国審査・税関手続き)をWebで行うことができるサービスです。
登録は任意ですが、旅行後、日本に帰国した際にスムーズに入国できるため、登録しておくと便利です。
航空券、パスポート、メールアドレスがあれば、簡単に登録できます。
【当日】日本出発当日に空港ですること
次は、旅行当日に空港で行う手続きの流れを解説します。
1.チェックイン手続き(荷物を預ける)
まずはチェックイン(搭乗手続き)を行います。
パスポートとeチケットが必要です。
また、チェックインの方法は3つあります。
- 航空会社のカウンター
- 空港の自動チェックイン機
- オンラインチェックイン(Webチェックイン)
航空会社のカウンター
空港到着後、最初に国際線のチェックインカウンターに向かいましょう。
出発の約2〜3時間前になると、チェックイン手続きが開始されます。
カウンターで手続きを行う場合は、搭乗手続きに加え、荷物の預け入れまで行います。
空港の自動チェックイン機
航空会社によっては、自動チェックイン機が設置されています。
カウンターに行く必要がないので、割とスムーズに手続きができるでしょう。
受託手荷物がある場合は、オンラインチェックイン専用カウンターで荷物を預ければOKです。
オンラインチェックイン(Webチェックイン)
こちらも全てではありませんが、オンラインで事前にチェックインできる航空会社があります。
Webサイトまたはモバイルアプリから可能で、出発の48時間前(もしくは24時間前)から手続きできます。
空港の自動チェックイン機を利用する場合と同様、受託手荷物がある場合は、オンラインチェックイン専用カウンターで荷物を預ければOKです。
2.保安検査
チェックインが終われば、保安検査です。
保安検査とは、機内に持ち込む手荷物や身に付けているものに危険なものがないかを確認する作業です。
- 荷物をトレイの上に乗せる(パソコンやタブレットがある場合は、取り出して別のトレイに)
- 時計やベルトなどの金属類を外してトレイに乗せる
- 帽子や上着(ジャケット、コート)を着用している場合は、トレイに乗せる
- 金属探知機のゲートを通る
機内に持ち込めないものは細かく決められているので、空港や航空会社のホームページからあらかじめ確認しておきましょう。
厚底靴やブーツも検査対象となり、その場で脱ぐ必要があります。
着脱が面倒な方は、くるぶしを覆わない靴やサンダルを履いていくことをおすすめします。
3.出国審査
保安検査の後は、出国審査があります。
出国審査とは、パスポートと搭乗券で本人確認を行う作業のことです。
元々は、出国審査官が1人ひとり確認して出国スタンプを押していましたが、近年は自動化ゲートや顔認証ゲートが導入され、出国審査がスムーズになりました。
画面の案内に従うだけなので、初めての方でも簡単にできますよ。
4.搭乗
あとは飛行機に乗って出発するだけです。
搭乗開始時刻と搭乗ゲートをしっかり確認し、時間に余裕を持って行動しましょう。
また、急に搭乗時刻が変更する場合もあります。
アナウンスが入ったときは、注意して聞いてくださいね。
【出国後】韓国行きの飛行機の中ですること
出発した後も、飛行機の中でしなければならないことがあります。
- 入国カード・関税申告書の記入(機内で)
- SIMカードの入れ替え(必要な方のみ)
1. 入国カード・旅行者携帯品申告書の記入
機内ですること1つ目は、必要書類の記入です。
書類は2種類ありますが、条件に当てはまる方は記入する必要がありません。
- 入国カード:K-ETAを取得していない方は記入
- 旅行者携帯品申告書:手続きが必要な方のみ記入
『入国カード』は、電子渡航認証(K-ETA)を取得していない場合、記入しなければなりません。
『旅行者携帯品申告書』に関しては、免税範囲を超える物を持っている方のみ手続きが必要です。
免税の範囲を超えていない方は、税関申告をする必要がありません。
2. SIMカードの入れ替え(日本→韓国用)
機内で行う2つ目のことは、SIMカードの入れ替えです。
日本で物理SIMを購入した方は、到着後すぐにスマホを使えるように準備しておくと良いでしょう。
韓国入国後は、入国審査や荷物の受け取りなど、たくさんやることがあります。
可能であれば、飛行機の中で入れ替えてしまいましょう。
【韓国到着後】韓国の空港到着後にすること
韓国の空港に到着後、することは『入国審査』と『荷物の受け取り』の2つだけで、難しい手続きはありません。
1.入国審査
飛行機から降りたら、まずは入国審査の場所へ向かいます。
韓国人レーンと外国人レーンがあるので、外国人レーンに並びましょう。
韓国の入国審査では、顔写真の撮影と指紋登録を行います。
入国審査官の指示に従い、顔写真の撮影と指紋登録を済ませましょう。
また、滞在目的や滞在期間、滞在先を聞かれることもあります。
2.荷物の受け取り
無事に入国審査を済ませたら、預けていた荷物の受け取りです。
入国審査を終えると、目の前に荷物受け取りレーンの案内板があるので、自分が乗っていたフライトが何番レーンから流れてくるのかを確認しましょう。
すぐに荷物が出てくる場合もあれば、少し待たなければいけないときもあります。
【帰国当日】韓国出発当日に空港ですること
帰国するときの手続きは、日本出国のときと同じです。
- チェックイン手続き(荷物を預ける)
- 保安検査
- 出国審査
- 搭乗
韓国へ出発する前、日本の空港で行った手続きと同じようにすればOK!
【帰国】日本帰国時の飛行機内ですること
出国手続きは行きも帰りも同じでしたが、機内で行うことは異なります。
- 携帯品・別送品申告書の記入(必要な方のみ機内で)
- SIMカードの入れ替え(必要な方のみ)
1. 携帯品・別送品申告書の記入
日本に入国(帰国)する全ての方が、『携帯品・別送品申告書』を提出する必要があります。
機内で配布される黄色の用紙に書くか、『Visit Japan Web』で電子申告をすることも可能です。
※令和5年4月1日より、税関電子申告は基本的にVisit Japan Webより行うことになります。
2. SIMカードの入れ替え(韓国→日本用)
韓国用のSIMカードを利用された方は、ここで日本のSIMカードに入れ替える作業を行なっておきましょう。
日本到着後、スムーズにスマホを利用できます。
【日本到着後】日本の空港到着後にすること
最後は、日本到着後の流れについて説明します。
文字で見ると複雑な感じがしますが、手続き自体は簡単です。
1.検疫
2023年4月29日午前0時(日本時間)以降、水際対策が変更されました。
- 「出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書」の提出不要
- 「ワクチンの接種証明書(3回)」の提出不要
そのため、日本の空港に到着後はスムーズに入国審査を受けられます。
ただし旅行中に体調を崩した方は、健康相談室に立ち寄りましょう。
2.入国審査
主要空港では顔認証ゲートが取り入れられています。
複雑な手続きはなく、顔認証ゲートの案内に沿って顔写真を撮影するだけで入国審査完了です。
パスポートのICチップ内の顔画像を照合するため、ここではパスポートが必要です。
準備しておきましょう。
3.荷物の受け取り
韓国に到着したときと同様、預けている荷物の受け取りです。
荷物受け取りレーンへ行き、自分の荷物が出てくるまで待ちましょう。
4.動物検疫・植物検疫
海外からの家畜の伝染病や植物の病害虫の侵入を防ぐため、肉製品や植物は輸入制限があります。
「お土産として持って帰りたい!」と思っても、肉製品や卵、野菜、果物は規制の対象になります。
対象のものを持ち込んだ方は、動物検疫所・植物検疫所で検査を受けなければなりません。
購入、持込みをしていない方は大丈夫です。
5.税関検査
いよいよ最後は、税関検査です。
機内で記入した『携帯品・別送品申告書』は、ここで提出します。
Webで手続きを行なった方は、電子申告ゲートを利用してスムーズに手続きできます。
提出すれば、全ての手続きが終了です。
あとは安全にお家に帰りましょう。
韓国入国時に必要なものはある?
2023年8月現在、韓国入国時に必要な特別書類はありません。
入国規制があった影響で、査証(ビザ)や電子渡航認証(K-ETA)、Q-CODEの有無は気になるところですよね。
詳しく解説します。
査証(ビザ)・電子渡航認証(K-ETA)について
査証やK-ETAは少し複雑な話なので、簡単に時系列に沿ってまとめました。
- 2022年8月4日以降、観光目的の短期滞在でのビザ申請が不要に
- 無査証での入国の場合、電子渡航認証(K-ETA)の登録が必要に
- 【現在】一時的にK-ETAの適用が免除に(2023年4月1日〜2024年12月31日の間)
つまり、2023年8月現在、短期訪問(C-3)ビザや電子渡航認証(K-ETA)は不要です。
また、ワクチン接種記録やPCR検査の陰性証明書の提出も必要なく、入国後の隔離措置もありません。
任意でK-ETAを申請することも可能で、この場合『入国カード』の提出を省略できます。(手数料がかかります。)
Q-CODEについて
『Q-CODE』とは、検疫情報事前入力システムのことで、事前に登録しておくと韓国入国時の検疫手続きが短縮されます。
しかし2023年7月15日以降、Q-CODEの廃止が決定されました。
韓国旅行に行くならこれだけは忘れないで!
最後は、韓国旅行を楽しむために知っておきたいことを3つ紹介します。
日本と韓国ではコンセントの形状が違う
韓国のコンセントの形状は、日本のものと異なります。
日本がAタイプであることに対し、韓国はC、もしくはSEタイプです。
韓国のコンセントを使用するために、変換プラグを用意しておきましょう。
ドン・キホーテやAmazonから購入できます。
また、電圧が異なることも要注意です。
日本から電化製品(特にドライヤー)を持参する場合は、海外対応のものか確認しておくと良いでしょう。
トイレットペーパーを流せないトイレがある
日本だと、使用したトイレットペーパーを便器に流すのは当たり前ですよね。
しかし韓国では、トイレットペーパーを流すことが禁じられていることがあります。(トイレ詰まりの原因になるため)
もちろん全てのトイレではありません。
個室の中に大きなゴミ箱があるときは、使用したトイレットペーパーは流さず、そちらに捨てましょう。
また、そもそもトイレットペーパーがない場所もあるので、念のためティッシュを持ち歩くのがおすすめです。
バスや電車に乗るなら交通カード(Tmoney)を利用しよう
韓国で公共交通機関に乗る予定がある方は、交通カード(Tmoney)を利用すると良いでしょう。
チャージしてプリペイド式に使用する交通カードで、楽なだけでなく、割引価格で利用できるのでとてもおすすめです。
現金支払いよりも十円〜数十円ほど安く乗れるほか、乗換時の割引も適用されます。
さらに、バスによっては現金での支払いができません。
駅やコンビニで手軽に購入できるので、1枚持っておくと良いでしょう。
万全な準備をして、安全で楽しい韓国旅行にしてください!
コメント