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JTBの口コミ・評判は?元旅行会社勤務の私から見たメリット・デメリット
「日本の旅行会社は?」と聞かれて真っ先に名前があがるのは『JTB』ではないでしょうか。
JTBは国内旅行はもちろん、海外旅行も手がける国内最大手の旅行会社です。
なかなか行けない旅行だからこそ、安心できる旅行会社に頼みたい方は多いと思います。
そんな方にJTBはぴったりの旅行会社!
誰もが知るJTBですが、何がそんなにいいのか、どうしてそんなに安心できるのか、実際の評判や利用した方の声を集めてみました。
これから旅行を計画される方や、大切な旅行をどこの会社に頼もうか決めかねている方の参考になると幸いです。
JTBの口コミや評判をSNSから探してみた
実際にJTBを利用した方はどうだったのか、口コミや評判をSNSから検索してみました。
良い口コミ、悪い口コミをそれぞれご紹介します。
良い口コミ・評判
良い口コミや評判を探していると、大体このような書き込みが多かったです。
ひとつずつSNSからの書き込みを見ていきましょう。
満足度が高い
新婚旅行、ヨーロッパの旅
— あまてる🐯 (@LUPlN) February 24, 2024
スペイン、イタリア、フランス
3ヶ国のJTBツアーだったけども
スリや事故にも合わずに
行きたいこと、やりたいことやって
満足のいく旅行になった‼︎
添乗員さんも良い人で
一緒に行ったメンバーや
現地の人もみんな親切
ほんと人に恵まれた☺️
後は日本へ帰るだけ🛩 pic.twitter.com/UqfE6k7OpD
初めて海外に行く方や、ハネムーン、家族旅行であれば「プラン選びに失敗したくない」と思う方は多いのではないでしょうか。
JTBは長年積み重ねられた情報量や、プランの数が豊富です。
だからこそ、旅行者のニーズに合った最適なプランを案内してくれるので、旅行者とツアー商品のミスマッチを防ぐことができ、満足度の高い旅行になります。
トラブル時の対応が柔軟でスピーディー
特典航空券で国際線→変更やキャンセルが柔軟でよい(日本語対応時)。コロナのrefundは、特典航空券の方が簡単でした。
— kyon1000en (@kyon1000) February 23, 2024
欠航時に泊まれなかったホテル代や現地費を考えると、
大手旅行会社のツアーが一番安心かな・・JTBツアーでブリュッセル空港爆破事件の欠航時にすぐに全額返金されました。💸 https://t.co/zyWbElT26m
予期せぬ天候不良や、交通機関の遅延・欠航など、旅行はトラブルがつきものです。
例えば、台風や自然災害の影響で現地から帰れなくても、飛行機の振替や宿の手配をスピーディーに探せるのは、大手ならではの情報網だからこそ。
JTBはお客様の数も多いため、トラブル対応にもある程度慣れてるスタッフさんが多く、対応も早い印象です。
私自身JTBの対応で記憶に残っていることがあります。
それは海外で暴動が起きたとき、自社では対応が決まっていないなか、JTBはいちはやく公式サイトに今後の対応について掲載していたことです。
ライバルながら、「さすがJTBだなあ」と感心。
判断が早いと、利用している旅行客にとっては今後の対応も変わってくるのでありがたいですよね。
予約が取れやすい
JTBは昔から推してるので来週の新潟行きも使うんですが、これからも推す。
— 😷あんゆず😷 (@antitheseyuzu) February 11, 2024
ほんといつも困ったとき(他の旅行会社で軒並み取れない)に背中押してくれるとこ(チケットある)にいるのがJTB。お値段以上の価値があります。
JTBは空席・空室を確保している数が他社よりも多いので、予約が取りやすい傾向です。
私も自社では空いてないので、JTB商品を探してみたら空いていたこともありました。
空き状況で困ったときは、意外とJTBだったらとれることがあるので探してみてください。
悪い口コミ・評判
取り扱い数も多いので悪い口コミや評判もちらほら。
このような書き込みが多かったです。
こちらも順番にみていきましょう。
電話が繋がらない
JTB全然繋がらない…この会社信用できないね…最悪だわ…
— ほやきん (@8910zalbinista) March 14, 2024
最近は旅行需要も高まって、電話が繋がりにくいことが多いようです。
特に最近始まった北陸応援割のような、大きな割引がある商品の予約開始日は大混雑・・・。
私もセールや旅行支援商品の予約開始日は、電話を受けても受けても1時間鳴り止まなかったり、電話回線がパンクしたりした経験もあります。
ひとりでも多くの方を受け入れられるように、注目商品の発売初日はJTB側も人員を増やしているはずですが、カバーできないこともあるんですよね。
電話対応しているスタッフさんは一生懸命対応していると思うので、電話がつながったら「日付、商品、人数、名前、電話番号」を伝えていただくと、スムーズかと。
また、予約したい商品の予約ができない場合の代替案を、電話がつながるまでに考えておくのもおすすめです。
どうしても電話が繋がらない場合は、オンライン予約に早めに切り替えるのもありです。
店舗が減った
そういえばJTBリアル実店舗も近場消えた。。
— みかん成人🐿️🐕🐈⬛🐇 (@dark_Doggest) March 18, 2024
なるべくご近所付き合いしたいと思い🚄ぷらっとこだま取る時は利用してみてたが。
JTB券も知らぬ間に、ぷらっとは店で利用不可になって困った。
ネットで全てやりなさいって時代なのか(´・_・`)
JTBの店舗といえば、駅や大きな商業施設の中に大抵は入っていたり、海外の有名都市には支店があったりしていましたが、現在は本当に少なくなりました。
数字で見てみると、コロナ禍が原因で国内の店舗は480店舗(2019年)から、280店舗(2023年)にとかなり減少しています。
寂しい気もしますが、47都道府県に店舗を展開しているので、店舗で直接接客を受けたい場合は、ぜひ相談しに足を運んでみてください。
対応が良くない
すっごい感じ悪かったけどカタログゲット。めんどくさそうな顔するのやめてほしい。接客最低な旅行会社だJTB。。。
— 真・健全王 桜坂 餅 (@made_in_mu) June 1, 2023
旅行はどこに行こうか計画段階からワクワクするもの。
ワクワクした気持ちで相談窓口に行き、対応が悪いと利用者側のテンションが下がってしまいます。
窓口の方には素敵な思い出作りの手助けをする仕事なので、笑顔で接客してくれると嬉しいですよね。
JTBは一人のスタッフが旅行出発まで担当する専任制は基本的にありません。
どのスタッフが対応するかは運次第。
しかし、スタッフを指名して旅行相談が可能な場合があります。
JTBには「ロイヤルスタッフ」という22人の精鋭が存在します。(2024年4月現在の数)
ロイヤルスタッフとは、公式サイトによると「ホスピタリティー、幅広い業務知識 、特定分野における深い専門性を兼ね備え、社内の厳しい審査を経て認定されるJTB最高峰の資格を持ったスタッフ」とのこと。
なんと、公式サイトからこの輝かしい資格を持った方に旅行相談予約ができるのです。
特にハネムーンや記念旅行で、いつもとは違う至高の旅行にしたい方におすすめです。
JTBを使って感じたメリット
SNSの口コミや評判から探した声を紹介していきましたが、次は元旅行会社勤務だった私目線のメリットを3つあげます。
ひとつず紹介していきますね。
圧倒的な安心と信頼感は日本トップ
間違いなく「安心と信頼感」はJTBが断トツです。
JTBの創業は1912年と110年以上経っているので、ネームバリューが強いのはもちろんですが、以前行われたマイボイスコムのアンケート結果からもはっきりとわかります。
2002年 | 特に『安心感』では、「JTB」は他社を大きく引き離す |
---|---|
2010年 | JTBが信頼感・安心感、親近感でトップ |
2013年 | 「信頼感・安心感」「親近感」でもJTBが上位 |
2016年 | 信頼感・安心感がある旅行会社の上位は、「JTB」が5割弱 |
※マイボイスコム「旅行会社のイメージに関するアンケート調査」より一部抜粋
少し古いアンケート結果ではありますが、10年間「安心と信頼」のイメージがずっとあるのは本当にすごいことですよね。
JTBが協賛、スポンサーをしている企業や団体がすごい
最近だと大谷翔平選手が大活躍している、MLB(メジャーリーグベースボール)のアジアにおけるオフィシャルパートナーとして提携したのが話題です。
この提携で日本で唯一、MLB公認の観戦プログラムを販売できるのです。
観戦チケットもついていて、さらにMLBオリジナルグッズも参加者にはプレゼントされるので、今一番予約が取りにくいのではないでしょうか。
MLBだけではありません。
レゴランド、ジブリパーク、東京2020オリンピック、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどたくさんの協賛や、スポンサーをしているのです。
これは110年以上の歴史の中で積み上げてきた信頼と安心感、旅行客を集め、送客するJTBならではのノウハウがあるからできることです。
JTB利用者だけの多彩な特典がある
JTBはたくさんの企業や団体に協賛、スポンサーをしてるので、対象の施設やツアーに参加するときに「JTBだけの特典」というものが存在します。
いくつかピックアップしてまとめてみました。
▼ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのJTB限定特典
特典内容 | JTBを利用した場合 | 一般利用した場合 |
---|---|---|
パークオープン15分前に入場! アーリー・パークイン | ◯ | ✕ (一般の方のアーリーパークインはない) |
「スーパー・ニンテンドーワールド™」 エリア入場確約券付プラン | ◯ 旅行とセットで申込可 | △ 別で購入が必要 |
▼レゴランドでのJTB限定特典
特典内容 | JTBを利用した場合 | 一般利用した場合 |
---|---|---|
『サブマリン・アドベンチャー』 優先入場が無料 | ◯ | △ (一般の方は有料で別なパスがある) |
人気アトラクション最大5つを 優先入場レーンから入場可能な 『JTBスキップパス』特別販売 | ◯ | △ (一般の方は有料で別なパスがある) |
子供もいるとなると優先入場はありがたい限りです。
もちろんテーマパークだけではなく、全国のホテルでもJTBを利用していればラウンジ無料や、海外でもウェルカムドリンク無料などなど多くの限定特典があります。
旅行商品を予約するときに、同じ金額なら少しでも特典が多いほうが嬉しいですよね。
他社と悩んだときは、自分にとってプラスになる特典を比較すると決めやすいです。
JTBを使って感じたデメリット
旅行会社に勤めているとき、この場合はJTBじゃないほうがいいなと思うこともありました。
JTBを利用するデメリットを3つあげていきます。
店頭商品はお高めが多い
店頭に並んでいる商品は全体的にお高め商品が多いです。
高く設定されているのは、厳選されたツアー、食事へのこだわり、JTBだけの特典等がある商品のため。
旅行内容を吟味すれば高い理由がわかるのですが、ホテルや食事にこだわりがなく、少しでもお安く旅行にいきたい方には向いていません。
JTBを使って安く旅行にいきたいという場合は、交通手段とホテルだけといったシンプルなツアーもたくさんある、オンラインサイトをおすすめします。
JTBトラベルギフトは贈る相手によって好みが分かれてしまう
JTBにはギフト券が用意されています。
その中のカード型旅行券がJTBトラベルギフト。
全国のJTBグループ店舗で旅行商品に使え、表紙デザインも作れるため贈り物で選ばれる方も多いです。
しかし、このトラベルギフトにはいくつか制限があります。
- 有効期限がある(発行日から10年、もしくは1年)
- JTBでしか使えない
- オンラインでは使える商品が少ない
特にトラベルギフトをJTBでしか使えないというのは、もらった相手からすると少しネックになることも。
旅行に行くのにたくさんの手段が溢れ、個人で手配する方も増えているなか、限定された旅行会社でしか使えないのは不便さを感じてしまいます。
またオンラインだと利用できる商品が少ないので、店頭予約をおすすめします。
もしJTBトラベルギフトを贈るなら、比較的時間を自由に使えて、近くにJTBの店舗がある方だと使いやすいのではないでしょうか。
海外ツアー商品は王道プランが多く、自由なプランがいいなら他社のほうがいい
110年以上続く老舗旅行会社ということもあり、旅行者が行きたい王道プランはほとんど商品化され、手厚い特典もあるJTB。
初めて行く国や都市であれば、観光も入っている王道プランは楽なのでありがたいツアーです。
航空券とホテルだけ手配して、あとは現地で気ままに過ごしたいという方は、航空券手配が得意なHISがおすすめです。
【実体験】JTBを実際に利用した感想
旅行会社に勤めていたころ、何度かプライベートな旅行でJTBを利用したり、お客様にJTBのツアーを販売したりしたことがあります。
ライバル会社のため悔しいのですが、「安心と信頼のJTBだな」と思った実体験を紹介します。
他サイトで空きがないときに予約できた
シンガポールで泊まりたいホテルがあったのですが、JTB以外では空きがなくJTBに行きました。
混雑している日付だったのでダメ元だったんですが、「JTBで買取している部屋が数部屋ありますよ」とのこと。
もちろん、すぐ予約させてもらいました。
旅行会社があらかじめ部屋を買い取って販売しているのはよくあることですが、他の旅行会社よりも多く部屋数をもらうためには、ホテルとの信頼関係が必要です。
私が勤めていた旅行会社も大手ではありましたが、宿泊したいホテルに増室を依頼しても断られていました。
しかし、JTBなら混雑している日程でも部屋を確保できたので、ホテルとの強い信頼関係があったのだと思います。
JTBは利用するお客様だけでなく、ホテル側からしても安心・信頼を得ていることがわかり、JTBの強さに感心しました。
もし泊まりたいホテルが空いていない、その日に行きたい航空券がとれないということがあれば諦めずに相談することをおすすめします。
やはり「安心・信頼感」は間違いない
JTBの添乗員同行商品の一部特典として「タビマエ相談ダイヤル」があるのはご存知でしょうか。
最終行程表が届いたあとに添乗員に直接旅行前の質問や相談ができる特典です。(電話対応してくれるのは同行する添乗員ではない)
旅行が近づくにつれて「あれは必要なのか?」「飛行機欠航になったらどうしよう」などと不安になることも。
予約した店舗でも旅行の質問・相談ができるのはもちろんですが、経験豊富な添乗員と直接話す機会はなかなかないため、かなり嬉しい特典です。
私が担当していたお客様が「タビマエ相談ダイヤル」を利用したときは、現地での服装や、移動中の道路状況など細かい質問に答えてもらえたとのこと。
電話先の添乗員と今まで行った旅行の話も少しできて、とても楽しかったそうです。
同行する添乗員と話せるわけではないのですが、添乗員に不安な気持ちを話すことで、安心するのは間違いありません。
JTBが110年以上も続いているのは、このような細かいサービスでリピーターを増やし、信頼を積み上げていったからなのかもしれないですね。
【参考】JTBってこんな会社
名前だけは知っているけど、どんな旅行会社かわからないという方に向けて簡単に紹介します。
【感動のそばに、いつも。】をスローガンにしているJTBの歴史はかなり古いです。
1912年、英米人たちに日本の真の姿を知ってもらおうと「ジャパン・ツーリスト・ビューロー(JTB)」が創立されました。
創業後、案内所を作ったり、日本に来た外国の方に切符を販売したり、汽車時間表(のちのJTB時刻表)を作ったりと旅行会社として歴史を刻んできました。
「旅行情報誌るるぶ」を作成しているのも、JTBです。
JTBは日本人の旅行とともに歩んできたともいえるでしょう。
JTBはこんな人におすすめ!
JTBのメリット・デメリットなどをお伝えしてきましたが、最後に改めてどんな人におすすめかまとめてみました。
- 実績もあり、安心・信頼できる旅行会社に頼みたい
- 旅行の計画や手配をまるっとお願いしたい
- 他社で空いてなかったけど日程やホテルを諦められない
安心・信頼できるJTBは、旅行に不慣れな方や失敗したくない方におすすめです。
「ここぞ!」というときにJTBはきっと味方になってくれるでしょう。
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